青山学院大学の陸上競技部を率いる原晋監督。
箱根駅伝で青学大を何度も頂点へ導いてきた名将として知られていますが、原晋監督のすごさは、単に「速い選手を育てる」ことだけではありません。
選手の自主性を引き出し、チーム全体を一つの組織として動かす独自のマネジメントにも注目が集まっています。
2026年1月には、第102回箱根駅伝で青学大を総合優勝に導き、史上初となる2度目の3連覇、通算9回目の総合優勝を達成しました。
この記事では、原晋監督のプロフィールや経歴、青学大での実績、指導者としての特徴、そして2026年の箱根駅伝で見せた采配まで、最新情報をもとに詳しく紹介します。
原晋監督のプロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 原晋(はら・すすむ) |
| 生年月日 | 1967年3月8日 |
| 年齢 | 59歳(2026年8月現在) |
| 出身地 | 広島県三原市 |
| 職業 | 陸上競技部監督・大学教授 |
| 所属 | 青山学院大学 |
| 専門分野 | 組織マネジメント、リーダーシップ、スポーツビジネスなど |
青山学院大学では陸上競技部長距離ブロックの監督を務める一方、地球社会共生学部の教授としても活動しています。
大学公式プロフィールでは、専門分野として「組織マネジメント」「リーダーシップ」「スポーツビジネス」「スポーツふるさと創生」が挙げられています。つまり、原監督は陸上競技だけでなく、組織運営や人材育成についても教育・研究に携わっている人物です。
原晋監督の経歴
原晋監督は広島県三原市出身で、世羅高校、中京大学を経て中国電力陸上競技部で競技生活を送りました。
その後、2004年に青山学院大学陸上競技部の監督に就任。
当時の青学大は、現在のような箱根駅伝の常勝校ではありませんでした。
原監督はチームの強化を進め、2009年には青学大を33年ぶりとなる箱根駅伝本戦出場へ導きます。
そして2015年、第91回箱根駅伝で青学大が悲願の初総合優勝。
ここから青学大は箱根駅伝を代表する強豪校へと成長していきました。セイコーの2026年インタビューでも、原監督が2004年の就任から22年間にわたりチームを率いてきたこと、2009年に本戦出場、2015年に初優勝を果たしたことが紹介されています。
原晋監督が青学大を強豪校に変えた理由とは?
原晋監督の指導を語るうえで重要なのが、選手個人だけではなく「チームという組織」を強くする考え方です。
箱根駅伝は10人の選手が襷をつなぐ競技ですが、実際には選手だけで成立するものではありません。
マネージャー、スタッフ、控え選手などを含めたチーム全体の力が結果を左右します。
原監督は、選手が自分自身で考え、チームの中で役割を果たすことを重視してきました。
その考え方は、2026年の箱根駅伝後の活動にも表れています。
青学大の地球社会共生学部が2026年2月に公開した記事では、3連覇を支えたマネージャーにもスポットを当てています。
これは、箱根駅伝の結果を「10人の選手だけの成果」と捉えるのではなく、チーム全体で作り上げた成果として見る原監督の組織づくりを考えるうえでも興味深いポイントです。
原晋監督の「マネジメント」が注目される理由
原晋監督は、陸上競技の指導者でありながら、ビジネス界などでも「組織づくり」の人物として知られています。
2026年2月に公開されたセイコーのインタビューでは、原監督が青学大の3連覇を「マネジメントの勝利」と捉えていることが紹介されています。
強い選手を集めるだけでは、長期間にわたって結果を出し続けるのは簡単ではありません。
選手の状態を把握し、競争を促しながら、チームとして同じ方向を向かせる。
こうした組織運営こそが、青学大が長年にわたって箱根駅伝で結果を残してきた理由の一つと考えられます。
また、原監督自身が青山学院大学で「リーダーシップ論演習」を担当していることからも、スポーツで培った経験を教育や人材育成につなげていることが分かります。
2026年箱根駅伝で青学大が3連覇
原晋監督を語るうえで外せないのが、2026年1月に行われた第102回箱根駅伝です。
青学大は「輝け大作戦」を掲げて大会に臨みました。
往路では5時間18分8秒の大会新記録を記録し、3年連続8回目の往路優勝。
そして復路を含めた総合成績では、10時間37分34秒の大会新記録をマークしました。
結果は、
総合優勝
そして、
史上初となる2度目の3連覇
でした。
これで青学大の箱根駅伝総合優勝は通算9回目となっています。
1区16位からの逆転劇も話題に
2026年の箱根駅伝で特に印象的だったのが、青学大のスタートです。
1区では16位という苦しい出発となりました。
しかし、原監督はここで諦めませんでした。
青山学院大学の優勝報告会で原監督は、2区、3区とレースが進んだ段階でも先頭との差が大きく開いていたものの、チームの走りを見ながら勝機を感じていたことを振り返っています。
その流れを大きく変えたのが4区の平松享祐選手の走りでした。
そして5区では黒田朝日選手が区間新記録・区間賞の快走。
原監督が「シン・山の神」と表現した黒田選手の走りも、2026年大会を象徴する場面となりました。
原晋監督の現在は?
2026年現在、原晋監督は青山学院大学陸上競技部の指導を続けながら、大学教授としても活動しています。
大学公式の教員プロフィールによると、専門分野は組織マネジメント、リーダーシップ、スポーツビジネス、スポーツふるさと創生。
単なる「駅伝監督」という肩書だけではなく、スポーツを通じた人材育成や組織論についても発信している点が特徴です。
2026年2月には、第102回箱根駅伝の優勝祝勝会も開催され、約1800人が参加しました。
箱根駅伝3連覇を達成した現在も、原監督と青学大への注目は続いています。
原晋監督の強さは「選手を走らせる力」だけではない
原晋監督について調べると、「なぜ青学大はこれほど強いのか」という疑問が出てきます。
その答えは、一つの指導法だけでは説明できません。
選手の競技力を伸ばすことに加えて、
- チーム全体の方向性を明確にする
- 選手が自分で考える環境をつくる
- 控え選手やマネージャーを含めて組織を動かす
- 目標を共有してチームの一体感を高める
- 指導者自身も組織づくりを学び続ける
といった複数の要素が組み合わさっています。
2026年の3連覇は、こうした長年の組織づくりが結果として表れた大会だったともいえるでしょう。
まとめ|原晋監督は「青学駅伝」を作った指導者
原晋監督は、2004年から青山学院大学陸上競技部を率い、青学大を箱根駅伝の強豪校へと押し上げてきました。
2015年に初優勝を果たした後もチームを強化し続け、2026年には第102回箱根駅伝で大会新記録による総合優勝。
さらに、史上初となる2度目の3連覇、通算9回目の総合優勝という大きな記録を達成しました。
一方で、原監督の活動は駅伝だけにとどまりません。
青山学院大学では教授として組織マネジメントやリーダーシップについて教えており、スポーツを通じた人材育成にも取り組んでいます。
「強い選手を育てる監督」から「強い組織を作る指導者」へ。
原晋監督が長年にわたって青学大で築いてきたものは、箱根駅伝の優勝回数だけではなく、チーム全体で結果を出すための組織文化そのものなのかもしれません。
今後、青学大が箱根駅伝でどこまで連覇を伸ばすのか。そして原晋監督が次世代の選手たちをどのように育てていくのか、引き続き注目されます。