元陸上競技選手として知られる為末大さん。
現役時代は400mハードルを専門とし、世界陸上で2度の銅メダルを獲得するなど、日本を代表するハードル選手として活躍しました。
そんな為末大さんですが、現役引退後はスポーツ選手としての活動にとどまらず、社会活動や企業経営、教育・研究など幅広い分野へ活動の場を広げています。
特に2026年4月には、東京大学先端科学技術研究センターの教授に就任しました。
今回は、為末大さんのプロフィールや現役時代の実績、引退後の活動、そして現在取り組んでいる研究について、信頼できる情報をもとに詳しく紹介します。
為末大のプロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 為末 大(ためすえ だい) |
| 生年月日 | 1978年5月3日 |
| 年齢 | 48歳(2026年9月時点) |
| 出身地 | 広島県 |
| 専門種目 | 400mハードルなど |
| 自己ベスト | 400mハードル 47秒89 |
| 主な実績 | 世界陸上銅メダル2回 |
| 現在 | 東京大学先端科学技術研究センター教授 |
日本陸上競技連盟の公式プロフィールによると、為末さんは広島県出身。五日市中、広島皆実高校、法政大学を経て競技生活を送りました。
400mハードルの自己ベストは47秒89。2001年の世界選手権エドモントン大会で記録したタイムで、現在も日本記録として残っています。
為末大は現役時代にどんな活躍をした?
為末さんが大きく注目されるきっかけとなったのが、2001年の世界選手権です。
エドモントンで行われた男子400mハードルで47秒89を記録し、銅メダルを獲得しました。
この47秒89は単なるメダル獲得タイムではなく、日本記録を更新する記録でもありました。
さらに2005年の世界選手権ヘルシンキ大会でも銅メダルを獲得。
世界選手権で2度のメダルを獲得した、日本陸上界を代表する400mハードル選手となりました。
また、オリンピックにも2000年シドニー、2004年アテネ、2008年北京と3大会連続で出場しています。
特に2004年アテネ大会では、400mハードルで48秒46を記録して準決勝に進出。日本人選手としてオリンピック400mハードルで記録した最高記録として、日本陸連の資料にも掲載されています。
47秒89は現在も日本記録
為末大さんを語るうえで外せないのが、400mハードルの「47秒89」です。
この記録が生まれたのは2001年8月10日。
世界選手権エドモントン大会でマークしたもので、現在も日本記録として日本陸上競技連盟の公式記録に掲載されています。
つまり、為末さんは2000年代前半に世界の舞台で結果を残しただけでなく、20年以上にわたって日本記録として残る記録を打ち立てた選手でもあります。
競技から離れた現在でも、「元日本記録保持者」という実績は、為末さんの活動を語るうえで重要なプロフィールの一つです。
現役引退後は何をしている?
為末さんは競技生活を終えた後、スポーツ選手として培った経験を社会に生かす活動へと軸足を広げていきました。
東京大学の公式プロフィールを見ると、2010年には一般社団法人アスリートソサエティ代表理事、2018年には株式会社Deportare Partners代表取締役に就任。
さらにスポーツ関連組織や企業などでの活動にも携わってきました。
こうした経歴からも、為末さんが「元アスリート」という枠だけに収まらず、スポーツと社会の関係について考え、発信してきたことが分かります。
2026年、東京大学の教授に就任
現在の為末さんを語るうえで、最大のトピックが東京大学教授への就任です。
東京大学先端科学技術研究センターによると、2026年4月1日付で、附属包摂社会共創機構の教授に着任しました。
研究テーマとして掲げているのが、「あそび」と身体、そして包摂社会との関係です。
東京大学の公式発表では、スポーツを「身体と環境の間で遊ぶこと」と捉え、アスリート、障害のある人、子どもなどの身体データを活用しながら、「あそび」を包摂社会への基盤として探究すると説明されています。
現役時代に「速く走る」「ハードルを越える」ことを追求していた為末さんが、現在は身体そのものや人と環境の関係を研究対象にしている点は、とても興味深いところです。
2026年も教育・講演活動を継続
大学教授となった後も、教育や講演活動を行っています。
2026年7月には筑波大学で、大学生・大学院生を対象とした特別講座に登壇。
「なりたい自分」をテーマに、大学生活や将来の生き方について考える機会を提供しました。
これは、為末さんの活動が競技経験の解説だけではなく、若い世代に対する教育やキャリア形成にも広がっていることを示す動きといえます。
為末大の魅力は「競技引退後」にもある
為末さんのキャリアで特徴的なのは、現役時代の実績だけで終わっていないことです。
世界陸上でメダルを獲得し、日本記録を樹立したトップアスリートから、社会活動、企業経営、教育、そして大学での研究へ。
競技生活で得た経験を別の領域へ持ち込み、新しいテーマを探究してきたことが、現在の為末さんの活動につながっています。
特に東京大学教授への就任によって、「スポーツ選手だった人」から「スポーツや身体を研究する研究者」という新たな側面がより明確になりました。
まとめ|為末大は現在もスポーツを起点に活動を続けている
為末大さんは、現役時代に400mハードルで世界陸上2度の銅メダルを獲得し、47秒89という日本記録を樹立した元トップアスリートです。
引退後はスポーツ界だけでなく、社会活動や企業経営、教育など幅広い分野で活動。
そして2026年4月からは、東京大学先端科学技術研究センター教授として、「あそび」「身体」「環境」「包摂社会」などをテーマに研究しています。
「元陸上選手」という肩書だけを見ると、現役引退後はスポーツから離れたようにも感じられます。
しかし実際には、競技時代の経験を出発点として、スポーツとは何か、人の身体にはどのような可能性があるのか、そしてスポーツや「あそび」が社会にどうつながるのかという、より大きなテーマへ活動を発展させています。
今後は、アスリートとしてではなく、研究者・教育者としての為末大さんの活動にも注目が集まりそうです。