福島県南相馬市の政治家として知られる櫻井勝延(さくらい・かつのぶ)氏。東日本大震災と福島第一原発事故の際、南相馬市長として被災地の状況を国内外に発信したことで広く知られるようになりました。
2011年には、アメリカの「TIME」誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に選出されたことでも注目されています。
今回は、櫻井勝延氏のプロフィールやこれまでの経歴、震災時の活動、そして2026年に行われた南相馬市長選挙までを整理します。
櫻井勝延のプロフィール

- 名前: 櫻井勝延(さくらい・かつのぶ)
- 生年月日: 1956年1月4日
- 出身地: 福島県原町市江井(現・南相馬市)
- 職業: 政治家
- 主な肩書: 元南相馬市長、元南相馬市議会議員
- 学歴: 岩手大学農学部卒業
- 主な活動: 地方政治、震災復興、地域振興など
※生年月日など一部のプロフィール情報は補助資料による確認です。
櫻井勝延の経歴
櫻井氏は福島県南相馬市の出身で、岩手大学農学部を卒業後、地元で農業や酪農に携わりました。
その後、政治の道に進み、2003年に原町市議会議員に初当選。南相馬市の発足後は市議会議員を務め、2010年に南相馬市長に初当選しました。
市長在任中に東日本大震災が発生。南相馬市は地震や津波による被害だけでなく、福島第一原発事故の影響も受けました。
東日本大震災で注目された情報発信
2011年3月の東日本大震災では、南相馬市が大きな被害を受けました。
さらに原発事故の影響によって、市内では物流や人の移動などにも大きな混乱が生じました。
こうした状況の中、櫻井氏は市長として南相馬市の現状を積極的に発信。テレビなどのメディアに出演したほか、動画などを通じて被災地の実情を国内外に伝えました。
この活動は海外でも注目され、2011年にはTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出されています。
震災当時の自治体トップとして、被災地から直接情報を発信したことが、櫻井氏の政治家としての大きな特徴の一つとなっています。
市長退任後も政治活動を継続
櫻井氏は南相馬市長を2期務めた後、2018年に市長を退任しました。
その後も政治活動を続け、2022年には南相馬市長選挙に再び立候補しましたが、当選には至りませんでした。
一方、同年11月に行われた南相馬市議会議員選挙では当選し、市議として再び市政に携わることになりました。
2026年の南相馬市長選挙に再出馬
2026年1月には、櫻井氏が再び南相馬市長選挙に立候補しました。
南相馬市が公表した選挙結果によると、櫻井氏は12,385票を獲得。一方、門馬和夫氏は15,976票を獲得し、櫻井氏の当選には至りませんでした。
また、市長選への立候補に伴い、櫻井氏は南相馬市議会議員を自動失職しています。
この結果から、2026年8月現在、櫻井氏は南相馬市長でも市議会議員でもありません。
櫻井勝延の政治活動で注目されるテーマ
櫻井氏の政治活動を語るうえで、特に重要なのが「震災復興」と「地域再生」です。
農業や酪農を経験した経歴もあり、地域産業や農業を重視した活動を行ってきました。
また、震災後の南相馬市について、原発事故からの復興だけではなく、再生可能エネルギーなどを活用した地域づくりについても発信しています。
震災を経験した自治体の首長として、地域住民の生活再建や情報発信に取り組んできたことが、櫻井氏の政治家としての大きな特徴といえるでしょう。