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「旧来の政治手法との決別」を掲げ、2023年5月に奈良県知事に就任した山下真氏。

東大・京大卒の弁護士、元市長という異色の経歴を持つ、

奈良県初の民間出身知事とはいったい何者か?その素顔・経歴・改革路線をまとめてご紹介します。

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山下真知事プロフィール早わかり

・名前:山下真(やました まこと)

・生年月日:1968年6月30日(山梨県出身)

・最終学歴:京都大学法学部卒業

・職歴:新聞記者 → 弁護士 → 生駒市長(3期)→ 奈良県知事

・所属政党:日本維新の会

・就任:2023年5月(戦後初の現職知事破りの当選)

・趣味:マラソン・カラオケ(ゆず「栄光の架橋」が愛唱歌)

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異色すぎる経歴:東大→京大→弁護士→市長

山下氏の人生はひと言で言えば「転身の連続」です。

山梨県の農家の息子として育ち、東京大学文学部を卒業後に新聞記者に。

しかし刑事事件などの取材を通じて「直接人を助けたい」と一念発起し、なんと京都大学法学部に3年次編入学。

警備員のアルバイトをしながら猛勉強し、弁護士資格を取得します。

・1992年

東京大学文学部卒業。新聞記者として就職するも、弁護士を志し退職。

・1994年

京都大学法学部に3年次編入学。警備員アルバイトをしながら猛勉強の日々。

・2000年

弁護士登録。大阪で活動を開始、奈良在住に。社会問題に直面し「政治の仕組みそのものを変えたい」と政治家を志す。

・2006年

生駒市長選に37歳で初当選(当時全国最年少市長)。4期目を目指す現職をダブルスコアで撃破

・2006〜2015年

生駒市長を3期9年務め、行財政改革・子育て支援に注力。市の借金を160億円以上削減し「住みよさランキング関西4位」へ。

・2015年

奈良県知事選に初挑戦するも惜敗。「県全体を変えたい」という想いは継続。

・2023年5月

奈良県知事選で266,404票を獲得し当選。1951年以来、現職知事を選挙で破っての就任という歴史的な勝利。

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就任後の改革路線:「4,730億円」見直しが目玉

山下知事の就任後に最初に打ち出したのが、前知事時代の大型プロジェクトの大規模見直しです。

滑走路2,000m級の広域防災拠点(1,000億円超)や近鉄奈良線移設(800億円超)など、総額約4,730億円規模の事業を次々と見直し・中止し、財政健全化路線を鮮明にしました。

・私立高校授業料の実質無償化

所得制限を撤廃し、全世帯を対象に年額63万円まで無償化を実現。

・保育士の給与加算を県が支援

保育士の処遇改善に県が積極的に関与。子育て世代の流出を防ぐ。

・教員の負担軽減プロジェクト

「教師にゆとりを!こどもに笑顔を!」プロジェクトを推進。

・県立学校体育館のエアコン設置

前倒しで整備を推進し、子どもたちの学習環境を改善。

・新しい産業政策パッケージ

県内企業200社にヒアリングを行い、「8つの柱」からなる産業政策を策定。

・脱炭素・水素社会推進

知事を本部長とした「脱炭素・水素社会推進本部」を設置し全庁で対応。

山下真知事の評判:支持と批判、両方の声

改革者として注目を集める一方、山下知事をめぐる評判は賛否が混在しています。

・支持される理由

民間出身の現実目線無駄な大型事業の見直し教育・子育て政策の充実SNSで積極的に情報発信

生駒市長時代に160億円超の借金削減という実績を持ち、民間感覚で県政の無駄を排除する姿勢が評価されています。教育の無償化や子育て支援など、生活に身近な政策が住民の支持を集めています。

・批判・課題とされる点

県議会との対立議事録未作成問題一貫性への疑問

就任時に「情報は原則公開」と宣言しながら、4,730億円削減を決めた査定会議では「録音・記録しないように」と指示し議事録も作成されなかったことが批判を浴びました。

また「平城京天平祭」を費用対効果を理由に中止したにもかかわらず、奈良公園でのK-POPライブに約2.7億円を計上するなど、一貫性への疑問も呈されています。

自民党会派が多数を占める県議会との対立も続いています。

5山下知事が「異例」である理由

奈良県では戦後、ほぼ一貫して官僚や県職員出身の知事が続いてきました。

山下氏は「戦後初の民間出身知事」であり、「戦後初の市長出身知事」であり、さらに「1951年以来初の現職知事破り当選」という三冠を達成しています。

「前例踏襲を変える」という選挙の訴えが、有権者に支持された形です。

日本維新の会から推薦を受けているのも特徴的で、大阪・関西を地盤とする維新が奈良にも影響力を伸ばす動きのなかで誕生した知事と言えます。

この記事のまとめ

・東大→新聞記者→京大→弁護士→市長という異例の経歴の持ち主

・奈良県初の民間出身知事として2023年5月に就任

・前知事時代の約4,730億円規模の大型事業を大胆に見直し

・高校授業料無償化・保育士支援・教員負担軽減など生活密着型政策を推進

・情報公開と議事録未作成の矛盾など批判も受ける二面性

・自民党多数の県議会との対立という構図が続く

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