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「選択的夫婦別姓」の旗振り役として知られる井田奈穂(いだ・なほ)さん。

彼女の活動を見ていると、ふと疑問に思うことはありませんか?

「再婚して別の姓になっているはずなのに、なぜ活動名は『井田』のままなの?」「そもそも『井田』は前夫の名字では?」

実は、そこには「子供の名字」を守るための決断と、日本の法律の壁が深く関わっています。

今回は、井田奈穂さんが離婚後も「井田」姓を選んだ理由と、意外と知らない「婚氏続称(こんしぞくしょう)」のメリット・デメリットについて詳しく解説します!

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井田奈穂が離婚後も「井田」姓を名乗り続ける理由

井田奈穂さんは、30代後半で一度目の結婚生活にピリオドを打っています。

通常、離婚すると旧姓に戻る「復氏(ふくうじ)」を選ぶ人が多いですが、井田さんはそうしませんでした。

1. 子供たちのアイデンティティを守るため

最大の理由は、当時中高生だったお子さんたちの名字を変えたくなかったからです。

・「名字が変わることで、学校で離婚を知られたくない」

・「これまで慣れ親しんだ自分の名前に愛着がある」

多感な時期のお子さんにとって、名字が変わることはアイデンティティを揺るがす大きな出来事です。

井田さんは母親として、子供たちの環境と心を優先し、自分だけが旧姓に戻るのではなく、母子ともに「井田」のままでいる道を選びました。

2. 仕事のキャリアを分断させないため

当時、井田さんはIT企業の広報やライターとして、すでに「井田」の名で多くの実績を積み上げていました。

名字を変えることは、それまでのキャリアや人間関係のリセットを意味します。

ビジネス上の利便性を考え、通称名としてではなく、戸籍上も「井田」を維持することにしたのです。

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「婚氏続称」とは?離婚後も元夫の名字を名乗る仕組み

井田さんが利用した制度は、法律用語で「婚氏続称」といいます。

婚氏続称(民法767条2項)

離婚から3ヶ月以内に届け出をすることで、婚姻時の名字をそのまま使い続けることができる制度。

かつては「離婚=旧姓に戻る」のが当たり前でしたが、現在は約2~3割の方が、この制度を利用して婚姻時の名字を使い続けていると言われています。

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婚氏続称のメリット・デメリット

井田さんの事例からもわかる、この制度の長所と短所をまとめました。

【メリット】

子供の名字が変わらない: 学校での手続きや、子供への心理的負担を最小限に抑えられます。

名義変更の手間が激減: 銀行、免許証、パスポート、資格証などの書き換えが不要です。

離婚を知られにくい: 職場や近所に離婚したことを積極的に公表する必要がなくなります。

【デメリット】

元夫(婚家)との繋がりを感じてしまう: 心理的に区切りをつけたい人にとっては、名字を見るたびにストレスになる場合があります。

再婚時の手続きが複雑: 井田さんのように再婚する場合、また新たな名字にするか、事実婚にするかという選択を迫られます。

親族との関係: 稀に、元夫側の親族から「名字を返してほしい」と言われるトラブルに発展することもあります。

井田奈穂さんの現在の状況は?

井田さんはその後、40代で再婚されました。

現在は、戸籍上は今の旦那さんの姓になっていますが、「これまでの活動実績があること」「お子さんたちが井田姓のままであること」から、活動名は引き続き「井田奈穂」を使用しています。

この「名字を使い分けなければならない不便さ」こそが、彼女が選択的夫婦別姓を訴える原動力となっているんですね。

まとめ

井田奈穂さんが「井田」姓を名乗り続ける理由は、自分自身のキャリアを守るため、そして何より「子供たちの日常を守るため」の母親としての決断でした。

婚氏続称は、子供がいる家庭には非常にメリットが大きい制度。

しかし、再婚や仕事での改姓トラブルなど、現行制度の限界もある。

名字ひとつとっても、これだけのドラマと苦労があるのですね。皆さんは、自分の名前についてどう考えますか?

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