2024年11月3日に宮崎市で行われた小学生の空手大会において、
試合中に後頭部を蹴られるという危険な反則行為が発生し、大きな波紋を呼んでいます。
この事件は、試合が中断している最中に、
相手選手が背を向けた状態で後頭部にハイキックを受けるというもので、
動画がSNSで拡散され、多くの批判を集めました。
クリックできる目次
【動画あり】小学生の空手大会で危険な反則行為
この事件の実際の動画がネット上で拡散されています。
小学生のフルコンタクトカラテ。創始者は子どもの試合を禁止。現在、フルコンタクトカラテの試合が法律で禁止されてる国や州もあるわけですが・・・。みなさんはこの動画、どう思われますか?
— 二重作 拓也 (@takuyafutaesaku) November 7, 2024
(情報提供くださった皆様方、ありがとうございます) pic.twitter.com/Dey3hUEmdO
【事件の詳細】小学生の空手大会で危険な反則行為
この事件の詳細と法的責任の可能性について
試合の状況
2024年11月3日に行われた大会で、小学4年生の選手が試合中に後ろを向いた際、
相手選手から後頭部を蹴られました。
この行為は、試合が中断しているにもかかわらず行われたもので、
蹴られた選手はその後、頸椎捻挫と診断され、救急搬送されました。
セコンドの指示
蹴った選手のセコンドが「いけ!」と指示を出したことが問題視されています。
主審は試合を止めていなかったため、
セコンドはそのまま技をかけるよう指示したとされていますが、
これは明らかに不適切な行動でした。
大会主催者の反応
大会の主催者は、救護を優先すべきだったと釈明し、
審判団がジャッジを優先した結果、蹴られた選手が放置される事態が発生したことを認めています。
主催者は今後、救護を優先するよう審判団に周知することを約束しました。
法的責任の可能性
この事件において、蹴った選手自身が民事上の責任を問われることは難しいとされています。
一般的に、10歳程度の子どもには不法行為責任が認められないため、
責任を問われるのは主に保護者やコーチになる可能性があります。
特に、セコンドが指示を出した場合、
そのコーチが不法行為責任を負う可能性が高いと考えられています。
【所属会の謝罪と処分】小学生の空手大会で危険な反則行為
事件後選手の所属会は謝罪し処分も発表されました。
「無期限の謹慎及び対外試合への引率、セコンド活動一切禁止」
とする処分がくだされました。
【声明】小学生の空手大会で危険行為、反則選手の所属会が謝罪 セコンドの支部長は「無期限の謹慎」https://t.co/5URV5d6lpy
— ライブドアニュース (@livedoornews) November 12, 2024
反則の指示を出したセコンドに「無期限の謹慎及び対外試合への引率、セコンド活動一切禁止」とする処分を下したと報告した。治療費等の支払いも対応するという。 pic.twitter.com/vaPX5zCZwk
まとめ
このような危険な反則行為が発生した背景には、
試合の運営や指導者の不適切な行動が大きく影響しています。
今後は、子どもたちの安全を最優先に考えた運営が求められます。
また、武道の精神を重んじる教育が必要であり、勝敗よりも安全を重視する姿勢が重要です。