2024年10月7日JRA(日本中央競馬会)は
騎手の永野猛蔵と小林勝太が東京競馬場調整ルームに
スマホ持ち込んだとして
10月8日から両騎手の騎乗を停止すると発表した(裁定委員会の議定があるまで)。
というニュースがありました。
そんな厳しいルールがあるんですね。
でもなぜ競馬場の調整ルームでスマートフォンの
持ち込みが禁止されているのかを調べてみました。
クリックできる目次
競馬場の調整ルームとは何するところ?
永野猛蔵、小林勝太両騎手が騎乗停止 スマホ持ち込み、通信が判明(日刊スポーツ)#Yahooニュースhttps://t.co/Nl9peSOc5s
— 世捨人(よすてんちゅう) (@yosutenchuu) October 7, 2024
おいおいおい…
しかし、短すぎないか???
なんか、基準曖昧で不公平。#競馬盛り上げ隊
競馬場の調整ルームにスマホを持ち込んだらだめだということですが
この競馬場の調整ルームとは何をするところなんでしょうか?
調整ルームは、競馬場やトレーニングセンターに設けられた騎手のための専用施設であり、
主に心身の調整と競馬の公正性を確保する役割を担っています。
騎手はレース前日に調整ルームに入室し、外部との接触を制限されることで、
情報漏洩や不正行為を防ぎます。
調整ルーム内には、
・騎手がリラックスできる居室、
・栄養バランスの取れた食事を提供する食堂、
・体重管理に役立つサウナを備えた浴室、
・娯楽室
などが完備されています。
これにより、騎手はレースに向けて最適なコンディションを維持することができます。
また、調整ルームでは、騎手が体調管理を行い、
レースに向けた心構えを整えることが求められます。
特に、体重管理はレース結果に大きく影響するため、厳密な管理が必要です。
レース当日には、騎手は早朝から厩舎での調教を行い、
その後競馬場内のジョッキールームで準備を整えます。
調整ルームの運営は厳格に管理されており、
入室には指定された時間が設けられています。
遅刻や無断欠席は厳しく取り締まられ、
騎手がレースに向けて適切な準備を行うことが確保されています。
このように、調整ルームは競馬の公正性を保ちつつ、
騎手が最高の状態でレースに臨むために欠かせない施設です。
競馬場の調整ルームでスマートフォンの持ち込みが禁止されている理由
【判明】永野猛蔵、小林勝太が騎乗停止 調整ルームにスマホ持ち込みhttps://t.co/8aaOovcCjo
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 7, 2024
日本中央競馬会競馬施行規程第148条第2項により、この事案について裁定委員会に送付するとともに、同条第4項により、10月8日から裁定委員会の議定があるまで両騎手の騎乗を停止すると発表した。 pic.twitter.com/NTbpX7Qj3i
競馬場の調整ルームでスマートフォンの持ち込みが禁止されている理由は、
主に競馬の公正性を確保するためです。以下にその詳細を説明します。
情報漏洩の防止
まず、スマートフォンの使用は外部との接触を可能にし、
情報漏洩のリスクを高めます。
騎手がレース前に他の関係者と連絡を取ることで、
八百長などの不正行為が行われる可能性があります。
外部からの影響を排除
調整ルームは騎手がレースに向けてコンディションを整えるための場所であり、
外部からの影響を排除することが求められます。
騎手はレース前日の午後9時までに調整ルームに入室し、そ
の間は通信機器の使用が制限されます。
このルールは、騎手が精神的にも集中できる環境を提供し、
体調管理やレース準備に専念できるようにするためです。
過去にスマートフォンを持ち込んだ騎手が処分を受けた事例
過去にはスマートフォンを持ち込んだ騎手が処分を受けた事例も多く存在します。
例えば、2023年には若手騎手6名が調整ルーム内で
スマートフォンを使用していたことが発覚し、30日間の騎乗停止処分を受けました。
このような厳しい処分は、競馬界全体の公正性を守るための重要な措置とされています。
あとがき
競馬施行規程第147条では、
「競馬の公正確保について業務上の注意義務」
に違反した場合には処分が科されることが明記されています。
これにより、スマートフォンの持ち込みは直接的な違反行為と見なされ、
その結果として厳しい罰則が適用されることになります。
このように、調整ルームでのスマートフォン禁止は、
公正な競馬を維持するための重要なルールであり、
その目的は騎手や関係者による不正行為を防ぐことです。