【たった40億は早とちりです!】これは「予備費」です。能登半島地震の支援総額はこれからです。少なすぎるではない!

岸田総理大臣は能登半島地震に対応するため、

予備費から40億円規模の支出をする方針だと表明しました。

そのためネット上では【たった40億】がトレンドになっていました。

実はこれ総額ではないんです。その辺はニュースでは説明不足になります。

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【たった40億】ではない理由

能登半島地震に対応する予備費として40億はネット上では

「少なすぎる」「たった40億」「少ないね」

という批判の声が上がっています。

予備費とは

先ず予備費について簡単に説明しますと

・自然災害や急激な景気悪化といった不測の事態に、政府が柔軟に対応できるよう使い道をあらかじめ定めずに毎年度の予算に計上する費用を指す。災害などに備える一般的な予備費は年3000億円前後で推移していたが、近年は5000億円の計上が定例化している。

予備費はいくらある?

2023年度の予備費、5000億円のうち334億円は

ALPS処理水の水産業支援などに使用されました。

 

なので残りは「4666億円」です。

40億円規模の予備費の意味

現時点では予備費40億円というのはあくまでも緊急に支出する予算であり、

早急な対応が必要な部分に充てられる急場しのぎの予算です。

なので緊急的な予備費40億円を支出したあとは

残りの4666億円から40億円を引くと「4626億円」なので

被害の状況を把握し必要に応じて

「4626億円」のなかから予備費を追加で拠出するということです。

なので「たった40億」ではないんです。

予備費の支出の前例

過去の災害で熊本地震の予備費は23億4000万円を被災者への食料品や生活用品に当てられ

その後計590億円と執行を決めた。

それだけではないんです。

以下のようなことにさらに追加で予備費を支出していきます。

自衛隊施設・装備品の復旧経費として469億円を措置したほか、国道57号の復旧や地滑り対策に111億円、治山事業・森林整備事業などに10億円を充てる。予備費の執行は5月末から始まり、今回で金額は計約1613億円となった。

というようなことで予備費というのは災害復興に必要な経費に

追加に追加で支出していくんです。

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