高級すし店「久兵衛」がオークラに1000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、
一審、二審とも訴えを退けられ敗訴確定という報道がなされました。
このニュースに対してのコメント欄を見てみると
ほぼ90%以上は「妥当な判決」というような意見でした。
なぜそう思うのか、共通した意見みたいなものをまとめ
理解したいと思いました。
久兵衛が起こした訴訟の内容と棄却の理由
久兵衛が敗訴するまでのおおまかな流れです。
久兵衛が起こした訴訟の内容
高級すし店「久兵衛」がオークラに対して訴訟を起こした内容っていうのは
・ホテルオークラ東京の建て替え後に、出店場所をホテル内の片隅に配置されたのは不当だと訴えた。
・店舗の位置をアーケードの片隅に配置され信用や名誉を傷つけられた
・1000万円の損害賠償などを求めた
棄却の内容
・21年の一審東京地裁判決は「オークラが義務を負うとは言えず、協議したとしても店舗の位置が希望通りになったかは判然としない」として損害を認めなかった。
・二審東京高裁では、久兵衛側が出店場所に関する控訴を取り下げ、賃料を巡る訴えのみ継続したが退けられた。
ヤフーニュース
妥当な判決だと世論が思う理由
久兵衛の敗訴確定というニュースに対してコメントでは
ほぼ90%以上のネットユーザーが
「妥当な判決」、「敗訴確定に納得です。」
というようなコメントをしています。
久兵衛は何が不服だったかというと
ホテルオークラ東京の建て替え後に
出店場所をアーケードの片隅に追いやられたために
信用や名誉を傷つけられたという内容なんです。
出店場所に関しての意見と言うか、まあ正論だと言えるんですけど
コメントでは
・他人様のホテル内の配置はHOTELの采配です。
・ホテルのどこに店舗を配置するかは最終的にはホテルの管理権の範疇。
・ホテル側の場所の設定をテナントが決めるのはおかしいと思う。
・ホテルが店をどこに配置するか、はホテルが決める。
・久兵衛にホテルの入居場所を決める権利はない
・ホテルの賃料や出店場所は協議して決める物、店を決めるのはホテル側にある
というようにこれらのコメントは
誰が見ても「そうだよね!」という至極当たり前のことをコメントされているわけです。
久兵衛はこのことにまったく気づいていないという露呈になってますね。
なので更に自ずと言われてしまうのが
・今回オークラに対して訴えたことで自ら格下げ感をニュースで広めてしまった感
・今回の久兵衛のエゴの塊主張を知って客が離れてしまうことのほうがはるかに損害大きいと思うよ。
・お願いする方の久兵衛がホテルを訴えるのは、御乱心としか思えない。
・この裁判こそ自分で自分の信用や名誉を傷つけている
・今回オークラに対して訴えたことで自ら格下げ感をニュースで広めてしまったように受けました。プライドも高すぎるとブランド落ちするのではと今回感じました。
他に、店舗を隅に移動した理由として
・ミシュランガイドの星をもっていません。
・隅に追いやられたのはそれなりの事が以前にあったからでしょう。
という声も上がってました。
あとがき
ということで今回の久兵衛の敗訴確定のニュースで
人は頂点に立つとすぐに天狗になってしまうのか?
有頂天になると自分自身を客観的に見る視点が衰えるんだな
という印象を受けました。
これを反面教師にして自分が何かを勝ち取ったときには
天狗にならないようにしないといけないな思う次第でございます。