女子レスリングで注目を集める石井亜海選手。
2024年に72kg級で世界選手権を制すると、2025年には68kg級でも世界選手権優勝を果たしました。
さらに2026年9月には愛知・名古屋アジア競技大会の女子68kg級で金メダルを獲得。
異なる階級で世界タイトルを獲得し、現在も国際舞台で結果を残している選手です。
今回は、石井亜海選手のプロフィールからレスリングを始めた経歴、これまでの主な戦績、階級変更の背景、得意技、現在の活動まで詳しくまとめます。
※本記事の情報は2026年10月2日時点で確認できる公式情報を中心に整理しています。
石井亜海のプロフィール

まずは石井亜海選手の基本プロフィールを紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 石井亜海 |
| ふりがな | いしい あみ |
| 生年月日 | 2002年12月11日 |
| 年齢 | 23歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 群馬県 |
| 身長 | 165cm |
| 出身校 | 育英大学 |
| 所属 | クリナップ株式会社 |
| 種目 | 女子フリースタイル |
| 主戦階級 | 68kg級 |
| 得意技 | 片足タックル |
石井選手は群馬県出身で、育英大学を卒業後、2025年からクリナップレスリング部に所属しています。
クリナップの公式プロフィールでは、女子フリースタイル68kg級の選手として紹介され、身長は165cmとされています。
石井亜海のレスリング経歴
石井選手は大学時代から国内トップクラスの選手として頭角を現しました。
2021年には全日本学生選手権68kg級で優勝。
2022年には明治杯全日本選抜選手権と天皇杯全日本選手権の68kg級を制し、世界選手権にも出場しました。
2022年の世界選手権では68kg級で銀メダルを獲得。
翌2023年にはアジア選手権68kg級で優勝し、世界選手権でも5位に入っています。
そして、石井選手のキャリアにおける大きな転機となったのが2024年です。
2024年に72kg級へ階級変更
2024年、石井選手は68kg級から72kg級へ階級を変更しました。
同年5月の明治杯全日本選抜選手権では72kg級で優勝。
さらに10月の世界選手権でも72kg級で優勝し、シニア世界選手権のタイトルを手にしました。
同じ2024年にはU-23世界選手権の68kg級でも優勝しており、68kg級と72kg級の両方で国際舞台の実績を残しています。
この「階級を上げて世界一になった」という実績は、石井選手を語るうえで外せないポイントです。
2025年に68kg級へ復帰
2025年になると、石井選手は再び68kg級を主戦場としました。
世界レスリング連合(UWW)は、石井選手について、2024年に72kg級で世界選手権を制した後、2025年にはオリンピック階級である68kg級へ戻ったと紹介しています。
本人も68kg級について「home」と表現しており、68kg級への復帰後も好調を維持しました。
そして2025年9月、クロアチア・ザグレブで行われた世界選手権の68kg級で優勝。
これによって石井選手は、
2024年:72kg級世界選手権優勝
↓
2025年:68kg級世界選手権優勝
という、2年連続の世界選手権優勝を達成しました。
クリナップも「石井選手は2年連続優勝」と発表しています。
石井亜海はなぜ階級を変えた?
石井選手を調べる際に気になるのが、「なぜ72kg級から68kg級に戻ったのか」という点ではないでしょうか。
UWWの記事によると、石井選手は2024年に72kg級で世界一になった後、2025年には68kg級へ戻っています。
68kg級はオリンピック階級であり、石井選手自身も「68kg is home」と語っています。
つまり、単純に「72kg級より68kg級のほうが得意」と断定するのではなく、国際大会、とりわけオリンピックを見据えた68kg級を主戦場としていることが重要なポイントです。
なお、石井選手はクリナップ公式プロフィールで、将来の目標として「ロサンゼルスオリンピック優勝」を掲げています。
石井亜海の得意技は「片足タックル」
石井選手の得意技として、所属先の公式プロフィールに掲載されているのが「片足タックル」です。
レスリングでは相手の足を狙ってバランスを崩し、テイクダウンにつなげる攻撃が重要になります。
石井選手の場合、こうした攻撃力を武器に世界のトップ選手と戦ってきました。
2026年のアジア競技大会でも、女子68kg級で積極的な攻撃を見せ、決勝まで勝ち上がっています。
2026年アジア競技大会で金メダル
2026年9月30日、石井選手にとって大きなニュースがありました。
愛知・名古屋で開催された第20回アジア競技大会の女子68kg級で、石井選手が金メダルを獲得しました。
この日の石井選手の結果は以下の通りです。
1回戦
石井亜海 9-2 バクベルゲノワ・ジャミラ(カザフスタン)
準々決勝
石井亜海 テクニカルスペリオリティー勝ち エンフサイハン・デルゲルマ(モンゴル)
準決勝
石井亜海 フォール勝ち 竜佳(中国)
決勝
石井亜海 7-2 パク・ソルグム(北朝鮮)
4試合を勝ち抜き、見事に金メダルを獲得しました。JOCの公式結果でも、女子フリースタイル68kg級の金メダル獲得が確認できます。
またJOCも大会結果の記事で、レスリング女子68kg級の石井選手が頂点に立ったことを伝えています。
2026年は世界選手権にも出場予定
アジア競技大会で金メダルを獲得した石井選手は、2026年シーズンの世界選手権にも日本代表として選出されています。
日本レスリング協会によると、2026年のシニア世界選手権は10月24日から11月1日まで、カザフスタン・アスタナで開催予定。
女子68kg級の日本代表には石井選手の名前が掲載されています。
2026年5月の明治杯全日本選抜選手権では68kg級で優勝し、アジア競技大会と世界選手権の代表権を獲得しました。
JOCも、石井選手が明治杯の決勝とプレーオフを制して両大会の代表権を手にしたと報じています。
そのため、2026年後半の石井選手を見るうえでは、
「アジア大会金メダル」→「世界選手権」
という流れが大きな注目ポイントになります。
石井亜海の主な戦績
ここまでの主な戦績を時系列で整理すると、次のようになります。
- 2021年:全日本学生選手権68kg級 優勝
- 2021年:天皇杯全日本選手権68kg級 2位
- 2022年:明治杯全日本選抜選手権68kg級 優勝
- 2022年:世界選手権68kg級 2位
- 2022年:天皇杯全日本選手権68kg級 優勝
- 2023年:アジア選手権68kg級 優勝
- 2023年:世界選手権68kg級 5位
- 2024年:明治杯72kg級 優勝
- 2024年:U-23世界選手権68kg級 優勝
- 2024年:世界選手権72kg級 優勝
- 2024年:天皇杯68kg級 優勝
- 2025年:明治杯68kg級 優勝
- 2025年:世界選手権68kg級 優勝
- 2025年:天皇杯68kg級 2位
- 2026年:明治杯68kg級 優勝
- 2026年:アジア競技大会68kg級 優勝
これらは所属先の公式戦績にも掲載されています。
趣味や試合前のルーティンも話題
石井選手は競技だけでなく、所属先のプロフィールでプライベートな趣味なども紹介しています。
趣味は、
- HIPHOP
- ラジオ
とのこと。
また、試合前のルーティンとして「先生と握手」を挙げています。
好きな食べ物は、納豆、パン、ゆで卵。
そして、目標は「ロサンゼルスオリンピック優勝」と明確に掲げています。
競技中の激しい姿とは違った一面を知ることができるプロフィール情報です。
石井亜海の「一番悔しかった試合」とは?
石井選手の公式プロフィールには、印象に残っている試合についての回答もあります。
「一番嬉しかった試合」として挙げているのは2024年決勝戦。
一方、「一番悔しかった試合」にはパリ五輪選考プレーオフを挙げています。
この経験を経て、2024年には72kg級で世界選手権を制し、翌2025年には68kg級でも世界一に輝きました。
現在の石井選手を理解するうえで、この「悔しさを経験した後のキャリア」という部分も興味深いポイントです。
石井亜海の現在は?
2026年10月現在、石井亜海選手はクリナップに所属し、女子68kg級を主戦場として活動しています。
2026年5月には明治杯全日本選抜選手権68kg級を制覇。
9月にはアジア競技大会で金メダルを獲得しました。
そして10月にはシニア世界選手権を控えています。
つまり現在の石井選手は、
国内選考突破 → アジア大会金メダル → 世界選手権へ
という非常に注目度の高いシーズンを送っているところです。
石井亜海の今後に注目される理由
石井選手の今後を見るうえで大きなテーマとなるのが、2028年のロサンゼルスオリンピックです。
本人も公式プロフィールで「ロサンゼルスオリンピック優勝」を目標として掲げています。
2024年のパリ五輪では代表入りを逃した一方、その後は72kg級で世界選手権優勝、68kg級でも世界選手権優勝を達成。
2026年にはアジア競技大会でも金メダルを獲得しました。
もちろん、今後の日本代表選考や大会結果を現時点で断定することはできません。
ただ、68kg級で世界選手権とアジア競技大会のタイトルを獲得している現在、2028年を見据えた石井選手の動向は、女子レスリング界でも注目されるポイントの一つです。
まとめ
石井亜海選手は、群馬県出身の女子レスリング選手です。
68kg級を主戦場としてきましたが、2024年には72kg級へ階級を上げて世界選手権を制覇。
その後68kg級へ戻り、2025年には再び世界選手権優勝を果たしました。
さらに2026年9月の愛知・名古屋アジア競技大会では、女子68kg級で金メダルを獲得。
2026年10月にはカザフスタン・アスタナで開催されるシニア世界選手権にも日本代表として出場予定です。
「片足タックル」を得意技とし、試合前のルーティンは「先生と握手」。
そして本人が掲げる大きな目標は、ロサンゼルスオリンピック優勝です。
72kg級世界女王から68kg級世界女王へ、そしてアジア大会金メダリストへ。
今後、石井亜海選手が世界の舞台でどのような戦いを見せるのか、引き続き注目したい選手です。