大相撲界には数多くの外国出身力士が存在しますが、その中でも異彩を放つ存在が「戦闘竜(せんとりゅう)」です。
2026年1月29日夜、戦闘竜は肺の難病で都内の病院で56歳で亡くなりました。
アメリカ本土出身でありながら日本の大相撲で幕内まで上り詰め、引退後は総合格闘技にも挑戦。近年は病と向き合う姿が報じられ、再び注目を集めています。
本記事では、元力士・戦闘竜のプロフィールから相撲人生、引退後の活動、そして現在の状況までを分かりやすくまとめます。
戦闘竜の肺の難病とはなに?
元幕内力士の戦闘竜は、
「サルコイドーシス」と呼ばれる重度の肺疾患を患っていました。
この難病により、彼の肺は自力で機能できなくなり、医師からは肺移植が唯一の生存の道であると告げられていました。
病状のため、戦闘竜は長期にわたり入院生活を送り、快適に呼吸するために専門の酸素吸入器に接続された状態が続いていました。
医療費の一部は保険でカバーされたものの、高濃度酸素吸入器の使用による個室使用料などで毎月約27万円の自己負担が発生し、クラウドファンディングを通じて支援が募られていました。
2026年1月29日夜、戦闘竜は都内の病院で56歳で亡くなりました。
戦闘竜のプロフィールと基本情報

戦闘竜(本名:ヘンリー・アームストロング・ミラー)は、
1969年7月16日生まれ。
アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス出身で、
父が米軍関係者、母が日本人という背景を持ちます。
四股名は「戦闘竜 扁利(せんとりゅう へんり)」。友綱部屋に所属し、
外国出身力士としては比較的早い時期に頭角を現しました。
アメリカ本土出身で幕内へ―力士としての歩み
戦闘竜は1988年7月場所で初土俵を踏み、着実に番付を上げていきます。
体格は身長約176cmと力士としては決して大柄ではありませんでしたが、突き押しを主体とした攻めの相撲で存在感を示しました。
最終的には幕内まで昇進し、最高位は前頭十二枚目。
特に「アメリカ本土出身・非ハワイ系力士として初の十両昇進」という点は、相撲史においても記憶される実績です。
引退後は総合格闘技の世界へ挑戦
大相撲引退後、戦闘竜は新たな挑戦として総合格闘技(MMA)の世界に身を投じます。
本名で海外の大会にも出場し、相撲とは異なるルールの中で戦う姿は「異色の転身」として話題になりました。
力士から格闘家へというキャリアは珍しく、戦闘竜の挑戦心の強さを象徴するエピソードといえるでしょう。