2026年3月、キヤノンは約6年ぶりとなる社長交代を迎えます。
新たに代表取締役社長・COOへ就任予定なのが、小川一登氏です。
長年にわたり海外事業と販売戦略の最前線を担ってきた小川氏は、なぜ今このタイミングでトップに選ばれたのでしょうか。
本記事では、小川一登氏の経歴や人物像、そして社長就任が意味するキヤノンの今後について整理します。
小川一登のプロフィール概要

氏名: 小川 一登(おがわ かずと)
生年月日: 1958年4月5日
2026年3月27日予定: 代表取締役社長 COO(最高執行責任者)に就任予定
学歴
・大学: 早稲田大学第一文学部 卒業
・卒業年: 1981年3月
海外経験が際立つ異色の経歴
小川氏の最大の特徴は、圧倒的な海外ビジネス経験です。
1990年代以降、シンガポール、香港、中国、カナダ、アメリカと、キヤノンの主要市場を次々に担当してきました。
Canon Singapore社長、Canon Canada社長、さらに2018年からはCanon U.S.A.社長として北米事業を統括しています。
販売・マーケティングの現場を知り尽くした人物として、社内外から高い評価を受けています。
なぜ今、小川一登が社長なのか
御手洗会長兼CEOは、小川氏について「海外での勤務経験が豊かで、すべて成功している」と評価しています。
デジタルカメラ市場の成熟、医療機器や産業機器分野の成長など、キヤノンを取り巻く環境は大きく変化しています。
こうした局面で、グローバル視点と実行力を併せ持つ経営者が必要とされた結果が、今回の人事だと考えられます。
「粉骨砕身」発言ににじむ覚悟
社長就任にあたり、小川氏は「粉骨砕身で取り組む」とコメントしています。
これは単なる決意表明ではなく、現場主義を貫いてきた小川氏らしい言葉です。
販売戦略の最前線で成果を出してきた実務家が、経営トップとしてどのような改革を打ち出すのか注目されています。
小川体制でキヤノンはどう変わるのか
小川新社長の就任により、キヤノンは「現場と市場をより重視した経営」へシフトする可能性が高いです。
特に北米・中国市場での経験は、今後の成長戦略や中期経営計画に大きく反映されるでしょう。
御手洗CEOとの役割分担による二頭体制が、同社の競争力をさらに高めるかが注目点です。
まとめ
小川一登氏は、華やかな創業家出身でも外部招聘でもない、叩き上げのグローバル経営者です。
長年培ってきた海外市場での経験と販売戦略の知見を武器に、キヤノンを次の成長ステージへ導く存在となれるのか。
2026年以降のキヤノンの動向から目が離せません。