立憲民主党所属の東京都議会議員、東由貴氏が自身のパンセクシュアルを公表し、
多様性を尊重する社会を目指す
彼女のプロフィール、経歴、学歴、そして政策を紹介します。
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立憲・東由貴のプロフィールwiki経歴学歴

名前: 東 由貴(ひがし ゆき)
生年月日: 1989年6月25日
年齢: 36歳(2025年12月現在)
出身地: 福岡県福岡市
血液型: O型
星座: 蟹座
干支: 巳年
趣味: 漫画、商店街散策、ボルダリング
所属政党: 立憲民主党
職業: 東京都議会議員(品川区選出)
学歴
・大学: 福岡大学 医学部 看護学科 卒業
資格: 看護師、保健師
経歴
看護師としての経験:
・福岡大学医学部看護学科を卒業後、東京都品川区の昭和大学病院で約11年間勤務。
・医療現場で患者や家族と向き合い、現場の課題を深く理解。
政治家としての活動:
・2023年、品川区議会議員に初当選(1期)。
・2025年、東京都議会議員選挙で初当選(品川区選出)。
・自身がパンセクシュアルであることを公表し、多様性を尊重する政策を推進。
・LGBTQ支援窓口「にじいろ相談」の設置など、具体的な成果を実現。
政策・活動
・「誰もが自分らしく生きられる社会」を目指し、多様性や福祉、医療政策に注力。
・東京都のパートナーシップ宣誓制度の充実を訴え、性的マイノリティーの権利向上に尽力。
・医療現場での経験を活かし、現実的で実効性のある政策提案を行う。
東由貴さんは、看護師としての経験と多様性を尊重する姿勢を基に、現場目線での政治活動を展開する注目の若手議員です。
立憲・東由貴がパンセクシュアルを公表。
立憲民主党所属の東京都議会議員である東由貴氏(36歳)は、2025年12月10日の東京都議会第4回定例会の一般質問において、自身がパンセクシュアル(相手の性別に関係なく人を愛する性のあり方)であることを公表しました。
東氏は、「性的マイノリティーの当事者の一人です」と述べ、昨年、同性のパートナーとのパートナーシップ宣誓を行った経験があることも明らかにしました。
立憲・東由貴がパンセクシュアルを公表した背景
この公表の背景には、「制度が届かず苦しむことも、支えによって人生が変わることも身をもって経験した」という自身の体験があり、「誰一人、取り残さない社会にしたい」という強い思いがあるとしています。
質疑の中で、東氏は東京都が2022年11月に導入したパートナーシップ宣誓制度の実効性に疑問を呈しました。
都のウェブサイトでは宣誓の受理証明書が活用できる医療機関が60施設紹介されているものの、これは調査対象の1割にも満たない現状であり、「制度が存在していても、必要な場面で当事者が使えなければ実効性がある制度とは言えない」と指摘しました。
小池百合子都知事はこれに対し、「誰もが認め合う共生社会の実現に向けて、条例に基づく取り組みを着実に進めていく」と答弁しています。
東氏は、自身の体験を政策に結びつけたいという思いから公表を決断したと述べています。
パンセクシュアル(Pansexual)とは
パンセクシュアル(Pansexual)とは、相手の性別や性自認に関係なく、あらゆる性別の人に恋愛感情や性的欲求を抱くセクシュアリティを指します。
日本語では「全性愛者」とも呼ばれ、「好きになった人が好き」「人を好きになるのに性別は関係ない」という考え方を持つ人が多いのが特徴です。
他のセクシュアリティとの違い
バイセクシュアルとの違い
パンセクシュアルとバイセクシュアル(Bisexual、両性愛)は混同されやすいですが、違いがあります。
・バイセクシュアル
伝統的に、男性と女性の二つの性別に惹かれるセクシュアリティと説明されることが多いです。
しかし、バイセクシュアルの定義も多様であり、「二つ以上の性別に惹かれる」または「同性と異なる性の両方に惹かれる」といった広範な解釈も存在します。
・パンセクシュアル
相手の性のあり方を条件とせず、性別二元論(男性と女性の二つの性別のみが存在するという考え方)にとらわれずに、あらゆる性の人々に惹かれます。
多くのパンセクシュアルの人は、「そもそも相手の性のあり方などどうでもよく、好きになった人が好き」という認識を持っています。
一部では、パンセクシュアルをバイセクシュアルの傘下の概念と捉える見方もありますが、多くのパンセクシュアルの人は、性別を意識しないという点でバイセクシュアルとは異なると考えています。
ポリセクシュアルとの違い
ポリセクシュアル(Polysexual、複数性愛)は「複数のセクシュアリティの人を好きになる」セクシュアリティを指します。
ポリセクシュアルの場合、「好きにならないセクシュアリティ」が存在する可能性があるのに対し、パンセクシュアルはすべての性別の人に惹かれる点で異なります。