アニメファンなら一度は耳にしたことがある、気品と落ち着きを兼ね備えた声。
その声の主が、声優・ナレーターとして長年活躍してきた **池田昌子(いけだ まさこ)**さんです。
とくにアニメ『銀河鉄道999』のメーテル役で知られ、日本の声優史を語るうえで欠かせない存在となっています。さらに、映画界ではハリウッド女優オードリー・ヘプバーンの日本語吹き替えでも有名です。
この記事では、池田昌子さんのプロフィールや代表作、これまでの経歴、人物像までをわかりやすくまとめました。
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池田昌子のプロフィール

名前:池田 昌子(いけだ まさこ)
生年月日:1939年1月1日
出身地:東京都文京区
職業:声優・女優・ナレーター
所属:東京俳優生活協同組合(俳協)
活動開始:子役時代から
代表作として広く知られているのは、以下の作品です。
代表キャラクター
- 『銀河鉄道999』メーテル
- 『エースをねらえ!』竜崎麗香(お蝶夫人)
- 『らんま1/2』早乙女のどか
また洋画吹き替えでは、
オードリー・ヘプバーンの吹替声優として長年活躍しました。
そのため、日本では「ヘプバーンの声」としても知られています。
子役から始まった長い芸能キャリア
池田昌子さんのキャリアは、実は声優からではありません。
1940年代から子役として舞台やテレビドラマに出演し、俳優として活動を始めました。
その後、1960年代以降に声優としての活動が本格化します。
当時はまだ「声優」という職業が現在ほど確立していない時代でした。
そんな中で池田昌子さんは、舞台経験で培った演技力を生かし、アニメや吹き替えの世界で存在感を発揮していきます。
1970年代のアニメブームとともに、彼女の名声は一気に広まりました。
『銀河鉄道999』メーテル役で国民的声優に
池田昌子さんの代表作として最も有名なのが、
アニメ『銀河鉄道999』の メーテル です。
メーテルは、
- 神秘的で美しい女性
- どこか哀しみを秘めたキャラクター
- 主人公を導く存在
という難しい役どころでした。
池田昌子さんの
- 落ち着いた声
- 品格のある話し方
- 静かな感情表現
はメーテルのイメージと完璧に一致し、作品を象徴する存在となりました。
現在でも「メーテルの声=池田昌子」という印象は非常に強く、
アニメ史に残るキャスティングの一つと言われています。
『エースをねらえ!』お蝶夫人も大ヒット
もう一つの代表作が、テニスアニメの名作
『エースをねらえ!』竜崎麗香(通称:お蝶夫人)
です。
お蝶夫人は
- 気品あふれる名門校のエース
- カリスマ的存在
- 主人公の憧れの先輩
というキャラクター。
この役でも池田昌子さんの声の魅力が存分に発揮され、
「気品ある女性キャラといえば池田昌子」
というイメージを決定づけました。
オードリー・ヘプバーンの日本語吹き替えとしても有名
アニメだけでなく、洋画の吹き替えでも池田昌子さんは伝説的存在です。
特に有名なのが、ハリウッド女優
オードリー・ヘプバーン
の日本語吹き替えです。
ヘプバーン出演作の多くで声を担当し、日本では
「ヘプバーンの声=池田昌子」
というイメージが広まりました。
代表的な吹き替え作品としては、
- ローマの休日
- ティファニーで朝食を
- マイ・フェア・レディ
などがあります。
ヘプバーンの
- 上品さ
- 知性
- 優しさ
を見事に表現できる声として、高く評価されています。
声優界のレジェンドとして高く評価
長年の功績から、池田昌子さんは声優界のレジェンドとして知られています。
受賞歴の一例として、
- 声優アワード 功労賞(2007年)
- 東京アニメアワードフェスティバル 功労部門(2020年)
などがあります。
声優業界では、
「気品ある女性キャラの第一人者」
として後輩声優からも尊敬されています。
ナレーターとしても長年活躍
池田昌子さんの声は、アニメや吹き替えだけではありません。
落ち着いた語り口を生かし、
- ドキュメンタリー
- テレビ番組
- CMナレーション
などでも長く活躍してきました。
聞き取りやすく、品のある語りは
テレビ番組のナレーションにも非常に向いていると言われています。
私生活はあまり語らない人物
池田昌子さんは、プライベートをあまり語らないことで知られています。
メディア露出も多くはなく、
「キャラクターのイメージを大切にする」
という姿勢を長年貫いてきました。
そのため、神秘的な役柄を多く演じてきたこともあり、
ファンの間では
「まるでメーテルのような存在」
と語られることもあります。
今でも語り継がれる名声優
近年は若い世代の声優が注目される一方で、
池田昌子さんのようなアニメ黎明期を支えた声優の功績も再評価されています。
特に、
- 銀河鉄道999の再放送
- 昭和アニメ特集
- レジェンド声優特集
などで名前が挙がることも多く、
長年にわたる活躍が改めて注目されています。
まとめ
池田昌子さんは、日本のアニメ・吹き替え文化を支えてきたレジェンド声優です。
主な功績をまとめると、
- 『銀河鉄道999』メーテル役で国民的声優に
- 『エースをねらえ!』お蝶夫人役でも大ヒット
- オードリー・ヘプバーンの吹き替えで有名
- ナレーションでも長年活躍
- 声優アワード功労賞など数々の評価
その落ち着きと品格を兼ね備えた声は、
今でも多くのアニメファンの記憶に残り続けています。
アニメ史を語るうえで、
池田昌子さんの存在は間違いなく欠かせない存在と言えるでしょう。