――重厚な声で作品を支え続けた83年の歩み――
アニメや洋画吹替の世界で、長年にわたり第一線を走り続けた声優・池田勝さん。
重厚で落ち着いた声質と確かな演技力で、多くの名作に命を吹き込んできました。
2026年1月31日、心筋梗塞による心不全のため83歳で逝去。日本の声優界に大きな足跡を残したその功績を振り返ります。
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池田勝のプロフィール

人物名: 池田勝(いけだ まさる)
生年月日: 1942年9月27日
年齢: 83歳(※2026年1月31日逝去時)
出身地: 東京都(東京都出身)
職業/肩書: 声優・俳優(日本)
所属(事務所・団体など): 東京俳優生活協同組合
舞台俳優から声優へ ― キャリアの原点
池田さんは1963年に劇団へ入団し、俳優としてキャリアをスタートしました。
舞台で培った発声力と表現力は、後の声優活動の大きな土台となります。
その後、声優業へと活動の幅を広げ、所属したのは声優事務所の名門である東京俳優生活協同組合。
数多くの実力派声優を輩出してきた同組合の一員として、長年活躍しました。
代表作に見る存在感 ― アニメ史に刻まれた声
池田さんの名を広く知らしめたのが、タツノコプロ作品群です。
・ヤッターマン(ヤッターワン役 ほか)
・タイムボカンシリーズ 各作品
コミカルなメカ役から威厳ある人物まで幅広く演じ分け、その安定感はシリーズの屋台骨を支えました。
さらに、リアリティのある重厚な役柄でも存在感を発揮します。
・機動戦士ガンダム(レビル将軍など)
・DARKER THAN BLACK -黒の契約者-(黄〈ホァン〉役)
渋みと説得力を兼ね備えた声は、物語に深みを与える重要な要素となりました。
また、ゲーム・メディアミックス作品として人気を博したサクラ大戦では米田司令役を担当。
頼れる上司像を体現し、シリーズファンから高い支持を集めました。
洋画吹替での功績 ― 名優たちの“日本の声”
池田さんは海外映画の吹替でも活躍しました。
・モーガン・フリーマン
・ロバート・デ・ニーロ
世界的名優たちの日本語吹替を担当し、その落ち着きと威厳に満ちた声は、日本の観客にとって欠かせない存在となりました。
俳優としての経験があったからこそ、映像と呼応する自然な演技が可能だったといえるでしょう。
人柄と評価 ― 業界内外からの信頼
長年にわたり第一線で活躍し続けた背景には、確かな実力だけでなく誠実な人柄もありました。
舞台出身ならではの基礎力、役に対する真摯な姿勢、そしてどんな役柄にも全力で向き合うプロ意識。
共演者や関係者からの信頼も厚く、作品を陰から支える名バイプレイヤーとして高く評価されてきました。
2026年の訃報と残された功績
2026年1月31日、心筋梗塞による心不全のため逝去。83歳でした。
訃報は多くのメディアで報じられ、ファンからは「子どもの頃に親しんだ声」「安心感のある名優」といった追悼の声が寄せられました。
池田勝さんの声は、アニメ史・吹替史の中で確かに生き続けています。
作品を通じて、これからも世代を超えて語り継がれていくことでしょう。