一晩に大人がかく汗は概ねコップ一杯程度と言われていますが、
赤ちゃんは大人よりも多くの汗をかきます。
これは、人間の汗腺の数は大人も子どもも同じであるためで、
皮膚の表面積に対して大人よりも汗腺が
多い赤ちゃんはより多くの汗をかくため、
あせもなどの肌トラブルが起きてしまうこともあります。
赤ちゃんの布団の中の状態
生まれたての赤ちゃんは寝ている時間も長く、
1日の多くの時間を布団の中で過ごすため、
布団の中が湿っぽくなってしまうことも少なくありません。
湿気がこもった布団はダニやカビの温床になりやすいため、
衛生面はもちろんアレルギーの
観点からもこまめなお手入れをしたいものです。
寝具を洗うコツ
赤ちゃんのの寝具を洗うには、いくつかのコツがあります。
毎日布団を洗濯することはできませんが、枕カバーやシーツ、
布団カバーなどの肌に触れる物をほぼ毎日洗うことで、
寝具を清潔に保つことができます。
洗濯する時に使用する洗剤は、ベビー用洗濯洗剤や無蛍光洗剤、
無添加洗剤などが刺激をうけやすい
赤ちゃんの肌を刺激から守るためにはおすすめです。
布団を干し方
また、数日に一度晴れた日の日が高い時間帯に布団を干し、
太陽の光に当てることで
カビやダニが発生しやすい湿気をリセットしましょう。
ただし、雨が降った翌日などに干してしまうと
地面から湿気が上がってきてうまく布団の
湿気を逃すことができないため、避けるようにしましょう。
掃除機も有効
1週間に1度程度の頻度で掃除機をかけることもおすすめです。
布団を外干ししたあとに掃除機をかけるという
ルーティンを組んでしまうと比較的楽にお掃除ができるので、
効率的です。
布団を外干しすると湿気を取り覗くことはできますが、
待機中に浮遊している塵や花粉などが布団についています。
布団に掃除機をかける時は、片面3分くらいの
イメージでゆっくりと掃除機をかけましょう。
毎日のこまめなお手入れをすると、
布団を長持ちさせることができます。
クリーニングについて
ベビー布団は、幼稚園や保育園を
卒園するまでを目安に使う方が多いですが、
兄弟がいる場合にはそれ以上の期間使用する家庭もあります。
いつものお手入れのほかに年1回程度クリーニングに
出すと家庭では困難な布団の丸洗いができるので、おすすめです。
クリーニング業者では乾燥室で布団を乾燥処理しているので、
寝具の奥底に潜んでいる家庭では駆除しにくいダニを一掃することもできます。
大人よりも汗っかきな赤ちゃんが使用する寝具は、
大人よりもきめ細かにお手入れをしてあげると安心です。